高いディーラー車検をここまで安くした1つの方法　スタンドを超えろ

2013年4月、愛車セレナの1回目の車検の見積もりを入手。愛車ですから、見積もり先は当然いつも点検してもらっている日産のディーラーです。

提示された金額を見て度肝を抜かれました。

188,181円・・・えっ！？

ところが、そのままディーラー車検で、かつ指摘された項目をほぼ省くことなく実施した、その最終出費は131,970円でした。

実に44,291円の節約です。

はたして、その節約方法とは？

車検を控え、ディーラーに提示された見積もり額を見て愕然としました。

1回目の車検ですよ？

事故ってもないですよ？

若いときみたいにスキー、海、山などシビアな使い方もしてませんよ？

車検は車にとって、乗る人にとって、安全を守るための大事な検査・点検・整備です。とはいえ、さすがに18万を超えるのはかなりの出費です。家計に厳しすぎると思うのは私だけではないでしょう。

よくチラシに入っているガソリンスタンド車検などは、大変安いですが、本当に必要最低限の検査項目しか実施しないので、その後のメンテナンスを含めて不安が残ります。

費用が高くても、愛車ですし出来ればディーラーにお願いしたい・・・、そんなジレンマに悩まされました。

足元見られてるのか、車に詳しくなさそうなぼんやりした人に見えたのか。。

そこで私なりにいろいろと調べ、44,291円も節約できた方法をシェアします。

もちろん車検はディーラーで実施。車のカルテ（検査・補修履歴）もきっちり残してもらいました。これだけ節約できると家族も大喜びです。

日産ディーラーから提示された検査・点検・補修項目（税込）はこちらです。

法定2年点検（車検）	25,095円
ブレーキ液	6,930円（部品・交換費用）
保安確認検査料	9,975円
下回りスチーム	7,875円
公害防止装置	3,150円
冷却水(クーラント液)	4,882円（部品・交換費用）
ワイパー　3箇所	計5,229円（1,743×3）
バッテリー（純正品）	36,960円（ディーラー特別価格）
ターミナルガード	840円
作業用品費	2,520円
クリーンフィルター	5,775円（部品・交換費用）
ベルト交換	7,760円（部品・交換費用）
代行手数料	9,450円
諸費用	61,740円(自賠責保険・重量税・印紙代)
合計	188,181円

毎度そうですが、これでもかとズラリ点検・補修項目がならんでいます。

さて、各項目についての説明、節約方法を記載します。

＜保安確認検査料＞

ディーラーで独自に実施しているもので、俗に言う、「ディーラーでしか出来ない検査・確認項目」です。エンジンや電子系統などをディーラーしか持っていない特別なテスターを使って検査するものです。ディーラーしか持っていないので、スタンドに車検を依頼した場合でも、スタンドからこっそりディーラーに依頼している場合もあります。なので、こちらは省けないですね。

＜下回りスチーム＞　　　

これ、実際はスチームで下回りを洗うだけです。錆び付き防止とのことですが、防錆剤などは使わず、単にスチームで洗うだけです。省きました。

　マイナス　4,882円　　累計　－4,882円

＜冷却水（クーラント液）＞

こちらはLLC（ロングライフクーラント）という長寿命型であれば、3年での交換はほぼ不要です。何も言わなければ交換させられてしまうでしょうが、先手を打って、長寿命型ですよね？と念を押しておくと、「そうですね、LLCなのでまだ大丈夫ですね。」となります。ただ、クーラントブースター1,680円（少し性能を回復する液体）を入れられました。ま、OKとしましょう。

　マイナス　6,195円　　累計　－11,077円

＜ワイパー＞

ワイパーはゴムですので、紫外線の影響も含め、日に日に劣化していく消耗品です。拭き残しやビビリが出てきたら交換したほうがよいでしょう。しかしディーラー提示の5,229円は高すぎです。なので、楽天内ショップで調達しました。

テフロンコート、レール付※1

263円×1（運転席）　

159円×2（助手席、リア）

交換作業：自分（時給0円）※2

合計581円　送料込みで1,062円

こんなに安いワイパーですが、全く問題なく使用できています。

※1　ネットでの購入時には車種等の入力が必須です。入力内容を基に、サイト側でも注文内容が正しいかチェックしてくれますので安心して購入できます。

※2　ワイパー　交換　とネットで検索すると、写真付きで分かりやすく解説してくれるサイトが出てきます。私も参考にしました。ありがとうございます。

　マイナス　4,167円　　累計　－15,244円

＜バッテリー（純正品）＞　

純正品と言ってもOEM商品であり、実際の製造はメーカーではないケースがほとんどです。　そしてバッテリーは実は最もネットショッピングに適したカー用品です。というのも補償期間が2～4年と長く、その大きさや重さから店舗での販売にうまみがないからです。オートバックスやイエローハットでも結構高いです。そして在庫がないことも多いです。

今回はディーラーに提示された純正バッテリーよりも高性能かつ安心できる国内メーカー品（パナソニック　カオス！！）が送料込みで12,170円。こちらも楽天内ショップで調達できました。これが最も節約できた部分です。

パナソニックのカオスは95D23Lを購入しました。ディーラー提示は80D23Lでした。このDの前部分の数字の大きさはバッテリー性能の高さを示しています。80→95で性能も高くなり、かつ値段は驚きの約3分の1！

また、バッテリーを自分で調達した時に気になるのは取り付けや廃棄ですよね。

持込の取り付けを補償の関係でお断りするショップもありますが、（スーパー）オートバックスはやってくれます。

ただ、持込なので通常の取り付け費用550円の倍の1,100円でした。また、セレナは構造上、バッテリー取り付け時に外さないといけないホースがあるので、1,000円追加となり、合計2,100円。

廃棄バッテリーは無料で引き取ってもらえました。休憩所からも確認できましたが、キッチリ交換してもらえました。

　マイナス　22,690円　　累計　－37,934円

＜クリーンフィルター＞

こちらはエアコン作動時に、ちょっと臭うなと感じてからの交換で問題ありません。

　マイナス　5,775円　　累計　－43,709円

＜公害防止装置＞　

こちらは装置といってますが、エンジンオイル内に公害防止となる液体を入れて、それで公害防止を行ったということにしているものです。単に車検の基準を満たすためのもので、省きたいけど省けない微妙な項目です。